良太、激白!開幕4番「意識してやる」

 自身初の開幕4番を任される阪神・新井良太内野手(29)が26日、京セラドームでの練習後、現在の心境を明らかにした。実力で兄から4番を奪った弟。兄貴浩が右肩痛から完全復活すれば、シーズン中に兄弟による仁義なき4番争いが再燃する。

 弟は初体験の重圧から逃げない。開幕を3日後に控え、大役を任される良太が心境を明かした。

 「意識しないと言っても、マスコミの皆さんのせいで意識しちゃいますから、そこはもう逆に意識して、やってみようと思っています」

 プロ8年目にして初の開幕スタメンを4番として迎える。兄貴浩の代役で昨季途中から背負った第93代4番の座を今年は実力でもぎ取った。連日、大報道陣の視線が新4番の最終調整を追う。逃げても、追われる立場。ならば、受けとめよう。良太は覚悟を決めたように、「意識」というフレーズを何度も口にした。

 オープン戦全18試合で4番に座り、チームトップ(規定打席到達者)の打率・308を残した。昨季は開幕前に複数のオプションを試し、人選に苦慮した和田監督も今年はブレない。良太は「まだ直接言われていない」と話したが、指揮官は既に「今年は勝ち取った4番」と明言。144試合重責を任せる腹づもりで、船出する。

 「4番を勝ち取った?響きはいいけど、あまりそういう感覚はない。開幕スタメンは初めてだし、ワクワクしている。シーズン中は波があると思うけど、自分は攻めていくスタイル。まだまだ重圧を感じるタマじゃない。自分らしさを忘れずに思い切ってやりたい」

 怖いもの知らずの新4番が、カウントダウンに胸を高鳴らせる。

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