福留、鬼門ナゴヤD攻略法教えます

 阪神の福留孝介外野手(35)が19日(現地時間18日)、ハワイ自主トレを打ち上げた。チームと合流するキャンプでは、08年を最後に勝ち越せていないナゴヤドーム対策として“福留教室”の開催を検討。05年以来の優勝へ欠かせない鬼門突破へ、アドバイスを惜しまないつもりだ。

 猛虎がなぜかおとなしくなり、虎党のため息ばかりが響くナゴヤドーム。Bクラスを脱出し、優勝を果たすためには必ず突破しなければならない鬼門だ。福留がその指南役を買って出た。

 「去年は去年、今年は今年だから」と切り替えることの重要性を説いた上で、「阪神がナゴヤドームのことをどういうふうに思っているのかを知らないし、そういうことを聞いてから話すのはいいと思う」と続けた。

 具体案こそ明かさなかったが、すでに何かしらの対策はあるようだ。キャンプ地・沖縄でチーム合流後、“福留教室”を開催する用意はある。

 昨季、阪神はナゴヤドームで2勝9敗1分けと大きく負け越した。08年を最後に勝ち越しがなく、ここ3年間の通算は36試合で8勝25敗3分け。近年の低迷の大きな要因となっている。

 そんなナゴヤドームと、福留は相性抜群だった。中日でプレーした99~07年までの9年間で通算509試合に出場して打率・318、83本塁打、292打点と暴れまくった。

 「本拠地だったから試合が多かったのもあるけど、ほかの球場よりも明るいし、見やすいというのはあったね」

 ハワイ自主トレ打ち上げとなったこの日は、午前中にダイヤモンドヘッドをランニングで1周(約10キロ)した。その後は疲れた様子もなくカピオラニ公園へ移動。中日・山崎とキャッチボールなどをこなし、充実した表情で帰国の途についた。

 キャンプインまで2週間を切ったが、調整過程で不安はない。今季は阪神の一員として、6年ぶりにかつての本拠地でもプレーする。熱烈な声援をくれた古巣のファンへ、結果で恩返しを果たす準備は整った。

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