白鵬が神戸「1・17希望の灯り」に献花

 大相撲の横綱白鵬(30)が30日、尾車巡業部長(元大関琴風)らとともに神戸市中央区の東遊園地を訪れ、阪神淡路大震災復興のモニュメント「希望の灯り」に献花した。

 その後、神戸市役所へ久元喜造市長を訪ねた白鵬は「震災が起きたときは10歳。まだ入門していない。(当時)宮城野部屋の力士が炊き出しで活動したみたいですね。東日本大震災は26歳の誕生日。いろいろ思いながら回りました」と話した。

 この日は南あわじ市で巡業があり白鵬は率先して土俵に上がった。その後は全力士を前に「日程がいろいろ大変だけど、みんなで頑張ろう」と異例のあいさつ。春場所中は無言が続いていたが巡業では一転して言葉で協会を引っ張っている。尾車巡業部長も「第一人者が言ってくれると、みんながついてくる」と感心しきりだった。

 南あわじ市で行われた巡業では、同市出身で阪神大震災の起きた1995年1月17日生まれの幕下照強(てるつよし)が地元ファンの大歓迎を受け、「自分は頑張るしかない。みんなに元気になってもらいたい」と故郷への恩返しを約束。「ことし中に十両に上がれるように」と誓った。

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