協会関係者が“澤ジャパン”誕生を熱望

 「皇后杯・決勝、INAC神戸1-0新潟」(27日、等々力陸上競技場)

 INAC神戸のMF澤穂希(37)が現役最後の試合となる新潟との決勝に臨み、後半33分、2大会ぶり5度目の優勝に導く決勝ゴールを奪い、1-0で勝った。2万379人が詰めかけた一戦で、有終の美を飾った日本女子サッカー界の“レジェンド”は「素直にうれしい」と、20年以上に及ぶ選手生活を最高の形で締めくくった。

 引退した日本女子サッカー界のレジェンドに、日本協会の幹部たちも“澤ジャパン”の誕生を熱望した。

 かねて、澤は「私は感覚でプレーするタイプだから、指導者にはならないと思う」と話していたが、17日の引退会見では「もしかしたら(今後)指導者になりたいと思うかも」と、指導者への転身について言及。現役最後の試合を終え「(選手とは)違う形で女子サッカーに関わることができれば。自分にできることがあればやっていきたい」と、“第二の人生”について、あらゆる可能性を含めた青写真を描いた。

 日本協会の大仁会長が「指導者資格に関しては、前から取っておいてほしいと本人には話していた」と語るように、圧倒的な経験値と実績を持つ澤に、指導者転身を望む声は大きい。小倉名誉会長が「23年の(女子W杯日本招致に向け)招致委員長をやってほしいと本人に伝えている」と語ることもあり、澤の今後については無限の可能性を秘めている。

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