佐々木監督自信の選考も進まぬ世代交代

 日本サッカー協会は1日、W杯女子カナダ大会(日本時間6月7日開幕)で2連覇に挑む女子日本代表23人を発表し、MF澤穂希(36)=INAC神戸=が6大会連続で選出された。11年の前回大会得点王と最優秀選手に輝いた澤は、昨年5月の女子アジア杯以来の復帰。そのほか、前回優勝メンバーのMF宮間あや(30)=岡山湯郷=らが順当に選ばれた。

 佐々木監督は会見で「自信を持った選考ができた」と胸を張った。ただ、W杯初出場は6人にとどまり、W杯ドイツ大会優勝メンバー21人中17人が名を連ねた。引退や負傷した選手を除けば、ほぼ全員がメンバー入り。世代交代が進んでいない現実を改めて露呈した。

 登録メンバーの平均年齢は前回大会の25・1歳に対し、今回は27・7歳と2・6歳上昇。「連覇から逆算して戦える選手を選んだ」と選考理由を説明した一方で「理想的にはもう少し若い選手が入ればと思った」とも明かした。若手の成長に誤算が生じ、最後はベテランの経験に頼らざるを得なくなった。

 「厳しい戦いになるのは間違いない」と覚悟を示した指揮官。03、07年のドイツに続く史上2カ国目の連覇に挑む。

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