ハリル監督が注文「もっと点取れた」

 「W杯アジア2次予選、日本3-0カンボジア」(3日、埼玉)

 日本は本田圭佑(29)=ACミラン=のゴールなどでカンボジアを3-0で下した。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)はW杯予選の初勝利に満足感は示したものの、決定機を逃す場面も目立つなど得点の少なさを指摘。選手にさらなるレベルアップを求めた。

 ハリルホジッチ監督は冗舌だった。5戦ぶりの勝利。「何人かの選手は満足していて、何人かの選手は満足していないだろう。ただ私は満足だ。それは勝ったから。シンガポール戦の引き分けを、ずっと引きずって生活していたんだ。勝利を要求し、それを得た」と久々の勝利に浸った。

 もちろん、手放しで喜んではいない。超格下相手に90分間で34本のシュートを浴びせ、支配率も圧倒した。だが奪ったゴールはわずかに3つ。相手は専守防衛に徹していただけに指揮官自身も「引いた相手に点を取るのは全世界で難しい」と認めながらも、あえて「もっと点は取れた。PKが取れないのは、我々は世界一かもしれない」と、皮肉交じりの言葉で注文をつけた。

 個の差では圧倒的に上回りながら、試合前から狙っていたというミドルシュートはMF本田、DF吉田の2得点のみ。ゴール前の密集地帯では、余裕を感じさせるプレーも少なかった。FW岡崎が「何度もあった決定機を決めることが日本がアジアで戦い抜くために必要なこと」と語るように、シンガポール戦で露見した課題はクリアになっていない。

 「このチームは確実に伸びる。もっともっと要求する。(8日の)アフガニスタン戦も勝ちたい。勝利のスパイラルを続けたい」と意気込む指揮官。修正と成長を繰り返し、さらなる高みを目指す。

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