手倉森監督 リオへの道は正面突破だ

 2016年のリオデジャネイロ五輪出場を目指すサッカーU-22代表が11日、シンガポール遠征(12-15日)に向けて都内のホテルに集合した。五輪予選を兼ねる、U-23アジア選手権予選(3月27-31日・マレーシア)に向けた強化を行う。

 チームを率いる手倉森誠監督(47)が、マレーシアの『007』を歓迎した。予選で同組となるマレーシアはシンガポールと隣国。14日のU-23シンガポール代表との親善試合には、偵察部隊が来ることが濃厚だが、指揮官は「我々は柔軟性と割り切りを掲げているチームでもある。見られることを怖がらず、違うこと(戦術)にも取り組むこともある」と不敵に語った。

 発言の裏には、現状に対する強い危機感がある。リオ世代のアジア大会を含め、昨年は各世代別代表がアジアで8強止まり。アジア杯ではA代表も8強で敗退した。各代表に共通する高い技術とパスワークを軸とした戦術が、アジアでの結果につながらない。

 指揮官は「日本サッカーの危機、そういう状況となっているのは現実。だが、危機感を持って活動できるのはチャンス。日本の良さと、何が何でも勝ちにこだわるという部分をかみ合わせたい」と強化方針を語った。

 五輪本大会出場は3枠と狭き関門を突破するために、心も体もタフになる。

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