東京V、鹿島に3点差追いついた! J草創期の黄金カード16年ぶり実現 驚異の粘りで勝ち点1、MF森田「成長している」
「明治安田J1、鹿島3-3東京V」(12日、カシマスタジアム)
Jリーグ草創期に優勝を争い、J1で16年ぶりに実現した試合は、東京Vが後半に0-3から追い付いて鹿島と引き分けた。MF斎藤功佑、FW木村勇大が決め、追加タイム(ロスタイム)にMF見木友哉が同点ゴールを決めた。鹿島は4連勝を逃した。
東京Vが驚異の粘りで勝ち点1を手にした。城福監督は「3点取られたことは大いに反省するところ。試合運びは反省ばかり」と振り返る劣勢の展開。開始直後の前半5分にPKを与えて先制を許し、その3分後に追加点を献上。後半早々にも3点目を失うが、ここから流れが大きく変わる。
後半24分に途中出場の斎藤が左足を振り抜くシュートで1点を返すと、同36分には木村が2点目のゴール。そして追加タイムの後半48分にゴール前の混戦から最後は見木が決め、ついに同点に追いついた。
勝ちきれない試合もあるが、これで10戦負けなし。主将のMF森田は「成長していると思う。負けないのは大きい」とし、城福監督も「辛抱強くやって勝ち点1の結果は自信になる。次につなげたい」と話し、この粘りを次の勝利への糧とする。