鹿島ホームで痛恨零敗 一瞬のスキ突かれた…逆転Vには2点以上の勝利が必要

 「明治安田生命J1チャンピオンシップ・決勝第1戦、鹿島0-1浦和」(29日、カシマサッカースタジアム)

 ホームの大歓声が静まり返った。7年ぶりの栄冠を目指す鹿島(年間勝ち点3位、第1S優勝)が追い込まれた。アウェーでの第2戦は、浦和(同1位、第2S優勝)から2点以上取った上で勝つことが優勝の条件。年間王者への道は険しくなった。

 後半12分、DF西が、ペナルティーエリア内に侵入してきた浦和のFW興梠に不用意にぶつかったことで、PKの判定を受けた。西は「足もかかっていないし、手も使っていない」と納得できない様子。重い失点を最後まではねのけられなかった。

 第1ステージを制したものの、8月には途中交代を命じられたFW金崎が石井監督との握手を拒否し、口論に。指揮官は心労による体調不良で休養した。リーグ戦は4連敗で幕を閉じた。もっとも、CS準決勝・川崎戦を制するなど、ここ一番の力は健在。年間3位からはい上がってきた。

 攻撃面ではMF柴崎が途中出場し、約1カ月ぶりに戦線復帰。守備面では相手のシュートを5本に抑えた。DF昌子は「PK以外は、手応えを感じたいいゲーム」と評価した。

 指揮官が「失点の後の戦い方は理想的だった」と振り返ったように、点を取りにいく戦法にも手応えを得た。鹿島の逆襲。国内最多17冠の意地を見せる。

 ◆CS決勝の順位決定法 ホーム&アウェー方式で行われ、2試合で勝利数が多いチームが優勝となる。延長はなし。勝利数が同じ場合(1勝1敗)は(1)2試合の得失点差(2)2試合のアウェーゴール数(3)年間勝ち点1位チーム、の順で勝敗を決定する。

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