元日本代表の大分FW高松が涙の引退会見「思うプレーできなくて…」

 今季限りでの引退を表明したJ3大分の元日本代表FW高松大樹(35)が9日、大分市内で引退会見を開き、「ここ数年、自分の思うプレーがなかなかできなくて…。これを機に、チームが一致団結してJ2昇格できればよいと思って決断しました」と、涙ながらに語った。

 2000年に入団した高松は17年間のプロ人生のうち16年を大分で過ごした。08年のヤマザキナビスコ杯(現YBCルヴァン杯)では最優秀選手に輝く活躍で九州勢初のタイトルを獲得した。翌年に経営危機からJ2に降格。年俸がネックとなり、GK西川やMF清武ら主力の大半が去っていく中、「出ていきたくて出た選手はおらず、悔しかった。そいつらのためにも絶対にJ1へ上げたかった」と、その後もクラブを支え続けた。

 引退後の進路は未定。「先のことは考えず、まずはJ2昇格のために準備する」と、今季J3で2試合を残して2位につけるクラブを逆転優勝へ導くことを最後の置き土産にするつもりだ。

 高松は04年アテネ五輪に出場し、06年に日本代表にも初招集された。13日に大分銀行ドームで行われるホーム最終戦・YS横浜戦で引退セレモニーが行われる。

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