ハリル監督「私のチョイスが悪かった」一方で本音も…選手選考で苦悩

 UAEに逆転負けし、うつむいて選手を見送るハリルホジッチ監督(右端)=埼玉スタジアム
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 「W杯アジア最終予選、日本1-2UAE」(1日、埼玉スタジアム2002)

 初戦を落としたサッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は「監督を批判してください」、「私のチョイスが悪かった」と自分を責めたが、その一方で「もっと良い選手がいなかった」と本音も漏らした。

 伏し目がちに会見場に姿を見せた指揮官は、敗戦を「本当にがっかりしています。この結果は現実に我々の実力が示された形になりました。受け入れるしかないです」と絞り出した。内容の面では「期待された通りのプレーができませんでした。ボールをより早く動かして欲しいと要求したんですが、残念ながらそれができていなかった」と振り返った。

 思うように試合を進められなかった理由の一つに「疲労は考えられます」と挙げた。30日に合流したばかりの清武弘嗣を左FWに起用せざるを得なかったのも「宇佐美も考えていたが、宇佐美も長い間プレーしていなかった。武藤も向こうでほとんどプレーしていない」と消去法に近い起用となった。

 股関節の違和感で出遅れた柏木の代役には、A代表初出場となった大島を起用したが「スピードアップと前へのパス」という期待していた面は十分に出なかった。

 指揮官は「監督を批判してください。選手を私は守りたいと思います。これが結果です。私のチョイスが悪かった。まだたくさんのことをトレーニングしていかないといけないと思います。彼らはできる限りのことをやってくれた」と選手をかばった。初陣の大島に対しても「私がチョイスをした訳で、私が彼を勇気づける必要がある」とかばった。

 ただ、選手のコンディションが整わない点について「何人の選手はフィジカル的に能力の限界に来ているなと思います」とも漏らした。6日のタイ戦へ「もう少し疲労回復が進むと思っています。選手ももう少しプレースピードを上げてくれると思っています。守備もファウルをしないように注意しないといけません」、「強い気持ちとよりよい試合ができると信じています。タイ戦はより強い気持ちを持って、まずは疲労を回復させて勝利を探しに行く。希望は失っていません」と最後は語気を強めた。

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