“大人の香川”魅せます 思い出の地で
「サッカー・キリン杯、日本-ブルガリア」(3日、豊田スタジアム)
サッカー日本代表は5月31日、キリン杯のブルガリア戦に向けて、愛知県豊田市内で冒頭15分以外を非公開として練習を行った。同じ豊田スタジアムで行われた08年5月24日のキリン杯・コートジボワール戦で代表デビューを果たしたMF香川真司(27)=ドルトムント=は、思い出の地で成長の証しを見せる。
あの頃とは違う。08年5月のコートジボワール戦。19歳で代表デビューを果たした香川が、思い出の地で“大人の香川”を見せる。
「立場も環境もチームも、たくさん変わった。デビュー戦はデビュー戦として、いい思い出の場所だけど、大事なのは今。最大限の準備をして勝ちにいきたい」
8年前からの変化として、最初に挙げたのが立場だ。初の平成生まれとして背番号26だった19歳は、背番号10をつける27歳になった。ブルガリア戦は、FW本田が左膝の痛みで欠場する可能性もあるだけに、普段以上の期待がかかる。「チームにとっては痛いことだけど、選手が替わってもいいサッカーをして勝たなきゃいけない」と責任感をにじませた。
小林祐ら新戦力の加入は「新しい刺激をチームとして受け入れながら、いいチームになれるようにやっていきたい」と歓迎する余裕も見せた。たくましくなった香川が、チームの中心として躍動する。