日本“死の組”高温多湿に長距離移動

 リオデジャネイロ五輪サッカーの1次リーグ組み合わせ抽選会で「日本」を引くロナウジーニョ氏(共同)
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 リオデジャネイロ五輪サッカーの男女1次リーグ組み合わせ抽選は14日、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、6大会連続10度目の出場となる男子の日本はナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと強敵がそろうB組に入った。8月4日(日本時間5日)の初戦でナイジェリア、7日(同8日)にコロンビアと北部マナウスで対戦し、10日(同11日)にサルバドルでスウェーデンとの最終戦に臨むが、長距離移動も負担となる厳しい組となった。

 48年ぶりとなるメダルへの道のりは、想定し得る中でも険しいものとなった。ロナウジーニョ氏の手によって、日本の“死のB組”入りが決まった。

 中2日の1次リーグ3連戦。初戦はアフリカ王者ナイジェリア、第2戦は南米2位コロンビア、最終戦は欧州王者スウェーデン。アジア王者として第1シードとなった日本だが、想像以上に厳しい組み分けとなった。

 対戦相手以上に過酷なのが、試合会場と長距離移動となる。ナイジェリア、コロンビア戦の会場は北部アマゾン地域に位置するマナウス。高温多湿で8月の平均最高気温は32度を超え、湿度も80%に迫る。ジカ熱やデング熱に感染するリスクも心配される。

 最終戦が行われる東部サルバドルまでの直線距離は約2610キロで札幌-那覇間を超える。日中の平均気温も5度近く差があり、コンディションへの影響も懸念される。2位通過なら、準々決勝で悲願の金メダルを狙う開催国ブラジルと対戦する可能性もある。

 この日、日本協会近くで昼食に“B定食”を食べた手倉森監督は「死の組もなければ楽なグループもない。日本にとっては、いいグループに入った。ここを突破できれば、てっぺんまで登っていけそうな可能性を感じる」と日本協会を通じてコメント。最終予選で快進撃を演じてきた手倉森ジャパンが「日本の歴史を変える」(手倉森監督)戦いに挑む。

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