デヘア“時間切れ”でレアル入りならず
サッカーのイングランドプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デヘアのレアル・マドリード(スペイン)への移籍関係書類が、9月1日に日付が変わった後にスペインリーグ機構に到着した。移籍期限である8月31日中に間に合わなかったことで、同選手は少なくとも今季序盤からはレアルでプレーできないことになった。1日のマルカ紙などスペイン複数紙が報じた。
現地報道によると、クラブ間で移籍合意に達したのは31日午後11時半。デヘアの移籍金が3000万ユーロ(約40億8000万円)、ケイロル・ナバスの移籍金が1500万ユーロ(約20億4000万円)に決まっていた。
だが、契約書類の到着が午前0時半となったため選手登録を担当するスペインリーグ機構が手続きを進めることができない旨を伝えた。それでもレアル側は31日午後11時59分に書類送付したと主張しており、FIFAへの提訴などを含め“逆転”での移籍完了の策を探っている。
両チームは31日午前から最終調整をスタート。マンU側はデヘア放出の交換条件としてナバスを要求した。ナバスは当初レアル残留を熱望していたが、ファン・ハール監督がレギュラー待遇を約束し、現年棒のおよそ倍となる400万ユーロ(約5億4000万円)を提示することで態度を軟化させていた。