ナバス残留熱望で“デヘア獲り”暗礁?
スペイン1部リーグ、レアル・マドリードのコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが、レアル残留を熱望して同国代表への招集を回避しているという。これによりクラブが今夏を通して進めているマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のスペイン代表GKダビド・デヘア獲得が、移籍市場最終日を迎えても思うように進まない状況になっている。31日のスペイン紙アスが報じた。
スペインのラジオ局カデナ・セールが伝えたところでは、ナバスはレアルでのプレーを最優先に考えており、自身の去就が決まるまでコスタリカ代表への招集を見合わせる考え。ベティス戦で美技を連発して地元マドリードのファンから信任を得ているところで、リーグ戦2試合で無失点と加入2年目にして巡って来たレギュラーGKとしてのチャンスをモノにしたい意欲を示している。
レアル・マドリードは今夏、長年守護神として君臨していたGKイケル・カシリャスをポルト(ポルトガル)に放出、マドリード出身でもあるデヘアの引き抜きを進めている。
しかし移籍交渉は思うように進まず、ひとまずGKの人材確保のためキコ・カシージャをエスパニョールから獲得。昨季に加入し、控え生活を送っていたナバスは、デヘア獲得のためトレード要員になるとの見方も出ていた。