「Ｊ１、広島２－０横浜Ｍ」（２５日、Ｅスタ）

　広島はＦＷドウグラス（２７）の２得点で横浜Ｍに２－０で快勝し、唯一の開幕４連勝で首位を守った。

　安定した試合運びだった。１－０の後半９分、広島は自陣でボールを奪うと、カウンター発動。右サイドへ展開して相手守備を揺さぶり、最後は中央で待ち構えたＭＦドウグラスが頭で決めた。「良いボールが来たので合わせるだけだった」。２得点のブラジリアンは白い歯を見せた。

　これでクラブ記録となるリーグ１０戦負けなし。第２ステージも４連勝で首位に立つ。それでも森保監督は「勝ってすべて良しではない。もっと質を上げないといけない」。年間勝ち点でも浦和を抜いて首位となったが、ＦＷ佐藤も「（年間）２１試合目で、やっと一度ひっくり返しただけ。これで喜んでいたら恥ずかしい」と語る。

　東アジア杯の代表に選出されたＦＷ浅野は後半２１分から出場。無得点に終わり「勝てたのは良かったが、最後のところの質にこだわりたい」。油断はない。広島は粛々と年間王者に向けて走る。