バルサがトルコ代表トゥラン引き抜きへ

 サッカーのスペイン1部・バルセロナが、アトレチコ・マドリード(スペイン)のトルコ代表MFアルダ・トゥランを獲得しそうだ。移籍については大筋で合意に達しており、近く正式発表の見込みだという。2日のスペイン紙スポルトなどが報じた。

 移籍金は3500万ユーロ(約47億8000万円)、5年契約で調整が進んでいる。昨季限りで退団したMFシャビの穴を埋める中盤補強のためルイスエンリケ監督がトゥランの“引き抜き”を要望したという。

 はっきりしないのは獲得が決まった場合のチーム合流の時期。監督はチーム始動の13日から計算に入れたい意向があるものの、クラブの会長選挙が18日に実施されるため会長、クラブ幹部会の承認など“手続き”に障害が出てくる恐れがある。ただ、バルセロナは国際サッカー連盟(FIFA)から現在、選手補強禁止の処分を受けているため、加入しても来年の年明けまで新選手を公式戦起用できない。マルカ紙によるとバルセロナを契約元としながら今年の年末まで母国トルコのガラタサライへレンタル移籍する可能性もあるという。

 トゥランは数日前に現所属のアトレチコ・マドリードを離脱する姿勢を見せたばかり。バルサ移籍報道が出るまでは、チェルシーなどイングランドのクラブへ転出するとみられていた。

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