バルセロナ“裏技”で選手確保も

 2016年1月まで選手補強を禁じられているスペイン1部リーグ、バルセロナがFIFA処分の“法の穴”をついて戦力確保する姿勢を見せている。ジョゼップ・バルトメウ会長が27日、出演したラジオ番組で「バルサは2016年1月1日まで選手登録することはできないが、登録なしに選手補強することはできる」と発言したもの。今年中に契約を結んで他チームにレンタル放出、2016年の年明けを待って新選手をチームに迎える構想があるものと考えられる。

 なおバルセロナは、イタリア1部(セリエA)ACミランのSDを務めていたイタリア人のアリエド・ブライダ氏を国際部門のスポーツディレクターに迎えるという。28日のスペイン紙エル・ムンド・デポルティボが伝えているもので、解任されたアンドニ・スビサレッタ氏と同様の役目を果たすものとみられている。

 ブライダ氏は現役引退後にミランの強化部門に加わり、当時オランダ代表だったFWマルコ・ファン・バステンやMFフランク・ライカールトの引き抜きを成功させるなど、ミランの黄金時代を補強面でサポート。ミランには28年間在籍し、最近ではブラジル代表DFチアゴ・シウバ(現PSG)の獲得に成功している。

 バルセロナがチーム強化部門の主要ポストを外部の人材に託すのは最近ではなかったこと。これまで同クラブ出身の選手や監督経験者が何人も候補に上がったが、実現には至らなかった。バルサでキャプテンを務めたこともあるホセ・マリア・バケーロ氏は「バルサの迷宮では、それぞれが相応しい場所へ落ち着くことになる。会長、アンタはアンタの道を進めばいい。私は自分の道を行くから」と現首脳陣とは共有するものは何もないとの姿勢を示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス