「アジア杯・1次リーグ、日本-パレスチナ」(12日、ニューカッスル)
アジア杯連覇を目指すサッカー日本代表は10日、パレスチナとの1次リーグD組初戦が行われるニューカッスルで調整した。全体練習は約1時間ほどで、負荷を落とし、コンディションを整えた。日本の得点源としての期待がかかるFW岡崎慎司(28)=マインツ=は「FWとして求められるのは結果」と自らにプレッシャーをかけ、有言実行のゴールを狙う意気込みを示した。
自分の言葉に魂を込めるように丁寧に、かつ力強く語った。「今までは(ゴールへの意欲などを積極的に)言わないことで自分を保っていたが、今年は変えたい。自分から発信したいんです」。岡崎が表情を引き締めた。
ストライカーとしての矜持(きょうじ)が詰まっている。アジア杯に臨む合宿開始時から「FWとして自分が点を取らないと」、「言い訳はできない」などと話してきた。自らを追い込む作業にも映るが、その理由を岡崎はこう語る。「FWはそれぐらい厳しいところでやるものだと思う。FWが(得点を)取るか取らないかで試合が決まる」
Aマッチ通算85試合に出場し、40得点は日本歴代3位。だが、そんな自身を「ヘタクソ」と評す。「自分みたいなもんがそうなれたのも、ゴールを決めて立場を守ってきたから。それぐらいFWは厳しいところ。いろいろ(なプレーを)できるのも大事ですけど、求められるのは得点」とFW論を展開した。
不言実行から有言実行へ。不器用ながらも愚直に高みを目指してきた岡崎が出した、さらなる成長への手法。「過程も大事だけど、やはり結果が大事。エゴイストになれとかじゃなく、点を取ることの大事さを伝えたい。今後、そういうFWが出てきてほしいですしね」。覚悟を胸に、自らの生きざまをピッチに刻み込む。