遠藤でガンバ4連勝!攻守ともに穴なし
「J1、G大阪2-0横浜M」(2日、万博)
G大阪は日本代表MF遠藤保仁(34)のゴールなどで、横浜Mに2‐0で快勝し、4連勝を飾った。鳥栖が名古屋を1‐0で下して浦和と勝ち点で並び、総得点で上回って5月10日以来の首位に立った。神戸は浦和と2‐2で引き分け、C大阪は新潟に0‐1で敗れた。
ガンバが止まらない。小雨が降り続く万博が、最後の8分間はお祭り騒ぎと化した。遠藤が1得点1アシストとチームをけん引。16位でスタートした中断明けから4連勝で6位まで駆け上がった。
日本代表の背番号7がスコアレスドローのにおいを一蹴した。後半37分に得たFK。ゴール前にふわりと浮いたボールを送ると、裏へ抜け出したFWパトリックにジャストミートした。
「直接狙える位置でもあったけど、ピッチがぬれていたし、ボールが曲がりやすくなっていた」。この日の特徴をつかんだ上でアシストを選択。ベテランの技が生んだ先制弾だった。試合終了間際の44分には右足を振り抜き追加点を奪った。「冷静に決めることができてよかった」と、淡々と振り返った。
J1で4つ白星を並べるのは、2011年以来3年ぶりだ。4戦で13得点、失点はわずか1。攻守ともに穴がない。「ガンバと当たりたくないと相手に思わせているのは自分たちの力」。頼れる主将は手応えを口にした。
「自信を持ってピッチに立てているのはいいこと」。ベテランの迷いのないプレーがチームを波に乗せる。しばらくの間、ガンバ旋風は収まりそうにない。