「Ｊ１、新潟０-０広島」（２０日、デンカＳ）

　３連覇を狙う広島は敵地で新潟と０‐０で引き分けた。Ｊ１通算１３８得点で歴代３位のＦＷ三浦知良（４７）＝横浜ＦＣ＝にあと１得点と迫っているＦＷ佐藤寿人（３２）はシュート０本で無得点に終わった。広島は神戸と勝ち点１７で並んだが、得失点差で２位に後退。１９９７年にＪリーグ入りした神戸は、１２年の第１節終了時を除いてクラブ史上初の首位に立った。

　ＦＷ佐藤はシュート０本で無得点に終わり、Ｊ１通算得点で歴代３位のカズにあと１得点と迫りながらも、２試合続けての足踏みとなった。

　チームはＡＣＬのアウェー・北京国安戦（１６日）から中３日。移動と連戦で疲労の色は濃く、試合を通じて唯一のシュートは前半１０分にＭＦ青山が放ったミドルのみ。クラブとしては９８年以来１６年ぶりのシュート１本という低調な内容ながらも、何とか勝ち点１を持ち帰った森保監督は「フィジカルコンディションに差がある中、最後までしぶとく戦ってくれた」と選手をねぎらった。

　次戦は中２日で１次リーグ突破を懸けたセントラルコースト戦（オーストラリア）を控える。「負けなかったことをポジティブにとらえたい」。決戦に向け、佐藤は前を向いた。