「J1、浦和3‐1広島」(3日、埼玉)
浦和が広島に3‐1で快勝した。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が視察した眼前で、MF原口元気(22)が代表定着へのアピール弾を決めた。FW興梠慎三(27)の2得点もあり、チームは2連勝で勝ち点を37に伸ばし、3位に浮上した。同39で首位の広島は連勝が5で止まった。横浜Mは湘南を2‐1で下し、同38で2位になった。
ザック監督からの夏休みの宿題に満点の答えを出した。1‐0で迎えた前半28分、原口は右サイドのMF柏木にパスすると、その勢のままゴール前へ突っ込んでいった。柏木からパスを受けたFW興梠のシュートをGK西川がはじくと、原口は目の前にこぼれたボールを左足で合わせ、ネットを揺らした。
東アジア杯の期間中にザッケローニ監督から(1)多く走る(2)ゴール前に突っ込む‐という2点の宿題を出されていた。2試合連続で浦和の試合を視察したザック“先生”の前で結果を出し、「パスを出した後の勢いで突っ込んでいった。裏に飛び出す動きとか見せられたと思う」と納得の表情だった。
日本代表で柿谷(C大阪)のブレークを見て、「もっとやらないといけない。Jリーグで結果を残さないと」と心に決めた。知人のメンタルトレーナーに、カッとなりやすい性格を直そうと相談したこともあったが、「直すことでパフォーマンスに影響することもある」と言われ、その爆発力をプレーに生かそうと試行錯誤中。この試合では、いい方向に出せた。
来週中に国際親善試合ウルグアイ戦(14日、宮城)の日本代表発表がある。「そこは意識せずやります。次の試合も続けていかなきゃいけないと思う」。首位広島と勝ち点2差。今は次節の名古屋戦(10日、豊田)しか頭にない。