今季初先発カズ“兄弟対決”で快勝

 「J2、東京V1‐3横浜FC」(3日、味スタ)

 横浜FCの元日本代表FW三浦知良(46)が、実兄の三浦泰年監督(47)率いる東京V戦で、昨年8月19日の京都戦以来の先発出場を果たした。後半18分までプレーし、3‐1の勝利に貢献。自身が持つJ2最年長出場記録を46歳2カ月7日に更新した。横浜FCは勝ち点13で、東京Vは同15。首位の神戸は福岡と0‐0で引き分け、勝ち点27とした。

 これが“キング効果”なのか。カズが今季初先発でチームを勢いづけて東京Vに快勝。開幕から調子が上がらず、下位に低迷するチームに最高のカンフル剤を与えた。

 昨年8月19日の京都戦以来のスタメン。トップ下だったが、前線でのチェックや中盤の底にまで下がってボールをもらいにいった。セットプレーでは相手のエースFW高原マーク役など精力的な動きでピッチ狭しと走り回った。

 前半34分には強烈なタックルを仕掛けてイエローカードをもらった。この時の接触プレーで鼻を裂傷して激しく出血し、治療を受けるために一時退場。血に染まったユニホームを交換して、鼻にバンソウコウを張ってピッチに復帰した。後半18分にMF内田と交代するまで、フル回転で躍動した。

 一度は同点に追いつかれたものの、FW大久保のPK、さらに交代で入った内田のゴールで突き放して快勝。山口監督は「カズが非常にいい仕事をしてくれた。チームに大きく貢献した」と最大級の賛辞を送った。

 試合後は東京V・三浦泰年監督とがっちり握手。「試合が終われば兄弟ですから。鼻のことを心配してくれた」と笑顔。今季最長となる63分間のプレーに、「試合をやった充実感はある。この勝利を大きくするためにも次の試合が本当に大事になる」と評価。早くも6日の福岡戦への意欲をうかがわせた。

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