クルピ新監督 J1残留任せろ!

 J1・C大阪に復帰したレビー・クルピ監督(59)が29日、大阪市内のクラブハウスで就任会見に臨んだ。同クラブで3度目の就任となった指揮官は、現在14位と低迷する古巣の再建に「順位を上げる手応えも自信もある。最後は良い形で終われると思う」と、残留へ自信を示した。契約期間は12月2日までと3カ月限定だが、J2降格圏の16位を免れるべく、J1残留の使命を遂行する。

 窮地を救うため、名将が再びタクトを振る。「8カ月間フリーな立場でいたことで、試合でアドレナリンがでるような感覚が懐かしく、現場に戻りたいと思っていた。昨年までの、すべての人間関係が素晴らしかったのも、決断の後押しになった」。クルピ監督は、残り11試合で緊急要請を受けた背景を説明した。

 残留請負人としての期待がかかる。降格圏の16位新潟との勝ち点差はわずかに2。今夏、MF清武、金ボギョンが海外移籍するなど台所事情は厳しいが、指揮官は「まだまだ有望な若手が続々出てくる。特に期待するのは山口、扇原、丸橋、柿谷だ」と自信満々。以前には、生活態度の悪さなどを理由に放出した経緯もある柿谷も含め、若武者4人衆に期待した。

 3カ月間の限定復帰となる。クルピ監督は昨年末、続投要請を受けながら退団。今回の契約期間は、J1最終節の翌日に当たる12月2日までだが、梶野チーム統括部長は「天皇杯の勝ち上がりなども含め、その先は決まっていない。それまでに考えるが、3カ月たったら(ブラジルには)帰ることになると思う」と、来季以降の去就にも考慮して、短期契約に踏み切ったという。

 復帰後初めての練習では、フルコートでゲーム形式練習を行うなど、立て直しを急ピッチで進める。「一丸となって戦えば、必ず(降格危機から)脱出できる」。クラブに数々の財産を残した名将と共に、J1のイスを死守する。

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