RIZIN 1年ぶり復帰の倉本一真が血まみれの勝利 日韓対抗戦で“済州島のスラッガー”に判定勝ち「いっぱい殴られて血だらけ」も安ど

 ヤン・ジヨン(左)に勝利した倉本一真
 ヤン・ジヨン(上)を攻める倉本一真
 ヤン・ジヨン(左)と対戦した倉本一真
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 「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ)

 日韓対抗戦が行われ、1年ぶりの復帰戦に臨んだ倉本一真は“済州島のスラッガー”ヤン・ジヨンに判定2-1で勝利し、RIZINでの連敗を2で止めた。

 第1ラウンドはテークダウンを狙う倉本と、打撃に強みをもつヤン・ジヨンがそれぞれ持ち味を出しつつの展開だったが、決定的な場面はなかった。第2ラウンドは序盤もつれた展開の中で倉本が右目上から出血。徐々に打撃を被弾する場面が目立つようになり、劣勢に立たされた。第3ラウンドは終盤にヤン・ジヨンが怒とうのラッシュからギロチンチョークでしめあげた。倉本は何とか逃れると、上から最後の打撃を仕掛けたが、仕留めることはできなかった。

 試合後、倉本は「ちょっといっぱい殴られて血だらけになっちゃったんですけど、なんとか良かったです」と、先鋒としての役割を果たし、安どの表情を浮かべた。

 一問一答は次の通り。

 -試合の感想は

 「やっぱりもらっちゃってるのがダメなところで。やりたいようにはうまくいかせてもらえなかったので、やってることが出し切れなかったなと言う感じですね。ヤン・ジヨン選手が打撃うまいのは分かってたことで、その圧力があるのと、試合になると練習と違って出し切れてなかったところが一番のダメなところかな」

 -ヤン選手の、試合前のイメージと違ったところは

 「イメージ通りでした。左の飛び膝、左ストレート、十分気を付けてたけど、自分が止まっちゃってもらうところが中盤以降出てきて。(右目上の傷から血が垂れてきて拭く)去年一昨年と2連敗してたんで、この間いろいろ悩んで、どうしたらいいかなっていうのとか、苦しい期間やったんですけど。その期間で課題を自分でちゃんと取り組んで、色んな方に教わってて、しっかり取り組めた1~2年だったんですよ。ここでこういうギリギリやったけどなんとか勝ててて、ちょっとはクリアできたかなと。また次はもう1個上を目指して。僕も最終的にはベルトが欲しいんで。今このままだったら、何言ってんだ?ってなるのは分かってるけど、まだまだ伸びてるので、自分のペースで上を目指したい」

 -スプリット判定は

 「自分の中ではどうかな、やばいかなというのはもちろんあるんですけど、たぶん割れるやろうなと思ったし、でもたぶん勝つやろうなと思ってました。負けたら負けたで、僕はちゃんと仕方ないと思いましたし、僅差でも勝てたってことは、なんとか良かったなって安心しました」

 -ロープをつかんだヤンにイエローカードが出された

 「僕もアレのせいで(足関節技が)取れなくて」

 -日韓対抗戦

 「ヤン選手とやれるっていうところで、やっと来たなと思ったんですけど、(中島)太一と(神龍)誠と出会うたんびにしっかりしゃべって、しっかり頑張ろうなって話しているうちにそういうの(日本代表の意識)が芽生えてきましたね(笑い)。2人が強いのは分かってるんで、俺が勝たないと先鋒(せんぽう)やし話にならない。そうういう意味でも1ランク上がった。それ以上のパワーをあの2人にもらいましたね。日本代表として誇りを持って戦えました」

 -今後は

 「負けた選手にはやり返したい。太田忍とか元谷選手にリベンジはしたい」

 -今日、披露した足関節は

 「(ヤン)対策じゃないですよね。自分、けっこう得意としていて、グラップリングも打撃と同じ量、MMAとしてやってるので、その中で足関、けっこう得意で自信あって、今日出してみて、いまいちなところあったんで、まだかなと。チャレンジできたのは、僕の中では良かったかなと」

 本大会はABEMA PPVにて視聴できる。

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