井岡一翔 7・7マルティネスと対戦決定 未戴冠のIBF王座賭け「見ている人が熱くなれる試合を」

 「ボクシング・WBA・IBF統一世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月7日、両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35)=志成=が、7月7日に東京・両国国技館で、IBF同級王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=との2団体王座統一戦に臨むことが22日、発表された。都内で両者が出席しての記者会見が行われ、WBA王座の2度目の防衛もかかる井岡は「見ている人たちが熱くなれる試合をして、ベルトを統一した姿をお見せしたい」と王座統一を宣言。3度目の防衛戦でもあるマルティネスは「血を呼ぶかもしれない」と物騒な予告を放った。

 井岡は2012年にWBCミニマム級王者として、WBA王者の八重樫東に勝って王座を統一し、WBOスーパーフライ級王者として臨んだ22年のWBA王者ジョシュア・フランコ(米国)との統一戦はドロー。「統一戦は本当に特別。簡単にできる試合ではない。今回は勝ってベルトを2本取りたい」と悲願成就を誓った。

 IBF王座についても、アムナト・ルエンロン(タイ)に挑戦した14年のフライ級タイトルマッチでは、1-2の判定で惜敗。主要4団体では唯一、未戴冠とあって「全てのメジャー団体のタイトルをそろえるという上では、IBFのベルトもいちボクサーとして取りたいという気持ちが強い」と明かした。

 マルティネスについては「スタイルとしてはファイターで、接近戦が強いという印象がある」と分析。「彼の得意な距離で打ち勝たないと、彼は止まらないと思う」と予測し「勝負して、その中で倒していきたい」とKO宣言した。

 5月からは米ラスベガスで合宿を張る予定。12年ぶり2度目の王座統一を達成した暁には「エストラダ選手と3団体統一戦ができたらいいなと思うけど、指名試合もあると思うし」と、WBC王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)や、WBA暫定王者ダビド・ヒメネス(コスタリカ)との対戦を見据えていた。

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