中谷潤人にWBC会長がベルト贈呈「最高のチャンピオン。WBCの顔として頑張って」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が26日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で、来日中のマウリシオ・スレイマンWBC会長から、チャンピオンベルトを贈呈された。
スレイマン氏は2月24日に行われたタイトルマッチの内容を「レジェンドのドネアに勝ったサンティアゴを支配して一方的に勝った」と絶賛。中谷を「WBCの顔としてこれからも頑張ってください。ベルトを常に持ち歩いてください」と、期待を込めて激励した。
また、「何年か中谷を追っていた」と明かし、「完璧に近づいている。マロニーをKOした(昨年の)試合は今まで見た中でも完璧な試合でした」と称賛。「今、世界中を見てもおそらく最高のチャンピオンだと思います。これから先、何年もチャンピオンとして君臨すると思います」と、終始、満面の笑みで中谷をたたえていた。
中谷も「小さいころから見ていて、歴代の日本人チャンピオンも手にしたベルトをこうやって手渡していただけたことは、すごく光栄ですし、これからのキャリアに励みになる時間になりました。より自信になったし、頑張って行こうという気持ちにさせてもらえる時間になりました」とにっこり。
高い評価を受けて「期待を上回っていけるように、これからも試合でそれ以上のパフォーマンスを発揮していきたいという思いにさせてもらいました。結果も評価もしっかり上げていかなければならない」と、おごることなく気を引き締めていた。