八重樫まさかの初回KO負け 新王者も驚き「こんなに早く終わるとは」

1回、ミラン・メリンド(右)に3度目のダウンを喫した八重樫東=有明コロシアム(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級王座統一戦」(21日、有明コロシアム)

 ダブル世界戦が行われ、セミファイナルでは、3度目の防衛を目指したIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(34)=大橋=が、暫定王者のミラン・メリンド(29)=フィリピン=に初回2分45秒KOで敗れ、3度目の防衛に失敗した。初回2分45秒は世界戦ライトフライ級史上最短のKOタイム。

 初回KO勝ちで正規王座に就いたメリンドも165秒の決着に驚きを隠せなかった。「初回からKOを狙っていたわけではありません。八重樫選手がタフなファイターであることも承知していた。こんなに早く終わるとは思っていなかった」と3度のダウンを奪った試合を振り返った。

 最初のダウンは左フックで奪った。「左ジャブで仕掛けてガードされた。続いて打った左フック。手応えはなかった。でも八重樫選手の足がふらついているので効いているのだと分かった」。続いて左アッパーカット、最後は右ストレートだった。

 前夜、WBC王座を拳四朗(BMB)が獲得し、ライトフライ級の主要4団体王座を日本が独占したばかりだった。他団体王者との対戦について聞かれたメリンドは「プロモーター、マネジャーが決めること。ただ私がレジェンドになるためにはそういう相手と戦っていかないといけないでしょう」と意欲を示していた。

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