協栄ジムは２０日、都内で記者会見を開き、元ＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅（協栄）が３月１０日、後楽園ホールで、ＩＢＦ世界スーパーバンタム級８位のマイク・タワッチャイ（タイ）とノンタイトル１０回戦を行うと発表した。

　和毅の日本での試合は１３年１２月３日のＷＢＯ世界バンタム級王座の初防衛戦、対イマヌエル・ナイジャラ（ナミビア）以来３年３カ月ぶりで、後楽園ホールは初登場となる。

　和毅は「うれしい。３年ぶりの日本の試合を亀田ファンは待っていたと思う。この１年間でだいぶスタイルが変わったので、みんなが喜ぶインパクトのある試合ができると思う」と日本復帰の意気込みを語った。

　対戦相手のマイク・タワッチャイは１２年に次兄の亀田大毅（亀田）、１５年には和気慎吾（古口）、１６年には小国以載（角海老宝石）と対戦経験がある。いずれも負けてはいるものの、４２勝（２５ＫＯ）９敗１分の実績を持つ３１歳のベテランだ。

　日本ボクシングコミッションからトレーナーライセンスが交付された長男で元世界３階級制覇王者の興毅氏は「当然勝ち方は問われるでしょう。ただ、和毅が自分のボクシングをすれば結果は出る。日本復帰が聖地・後楽園ホールというのは感慨深いものがありますね。ただ、自分が初めて後楽園でやったときとはスタイルが変わった。ビッグマウスじゃない。スモールマウスやから」と笑った。