「ＲＩＺＩＮ」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　無差別級トーナメント準決勝が行われ、元ＰＲＩＤＥ無差別級王者のミルコ・クロコップ（４２）＝クロアチア＝が、大相撲元大関・把瑠都のバルト（３２）＝エストニア＝と対戦し、１回４９秒ＫＯ勝ちで、決勝に進出した。

　格闘界のレジェンドが体重差７４キロの巨漢を秒殺した。１８８センチ１０６キロのミルコは、１９８センチ１８０キロの元大関に押し込まれコーナーを背にしたが、左膝を腹部に一発。腹を押さえて後ろ向きになったバルトにパウンドを浴びせて、レフェリーが試合を止めた。

　ミルコは２９日に行われた２回戦で、昨年のＲＩＺＩＮ１００キロ級トーナメント覇者のキング・モー（米国）にＴＫＯ勝利。２００６年のＰＲＩＤＥ無差別級トーナメントに続く１０年ぶりの頂点に王手を懸け、元レスリング世界王者のアミール・アリアックバリ（イラン）と対戦する。