吉開右京、圧巻左フックでMVP 東の新人王にTKO勝ち「今からがスタート」
「ボクシング・全日本新人王決定戦」(23日、後楽園ホール)
全12階級で行われ、最優秀選手(MVP)にはスーパーライト級でTKO勝ちした吉開(よしがい)右京(19)=島袋=が選ばれた。技能賞はスーパーフライ級の福永亮次(30)=宮田、敢闘賞はスーパーフェザー級の粟田祐之(25)=KG大和=がそれぞれ獲得した。
吉開が圧巻の左フックでMVPを手に入れた。序盤から足を使い自分の距離で試合を運んだ。3回、連打で大野を前かがみにさせると狙い澄ました一撃を振り抜いた。これまで5戦5勝5KOを誇った東日本新人王・大野はリング上に大の字。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。
「気がついたら倒れていた。攻めたらガードを固めるので、そこを狙った。当たった瞬間はうれしかった」と、試合後は顔色一つ変えなかった。
どこまでもクールだ。「冷静にいきました。慌てる姿を見せるとみっともないし、相手を強気にさせる」と19歳とは思えぬ勝負哲学の持ち主。沖縄・美里高時代はたった一人でボクシング同好会を立ち上げた頑張り屋でもある。「今からがスタートです」。新たな星がさらに輝きを放つ。





