宮崎 身長&リーチ伸びた 神のご加護で3年ぶり世界王者狙う

 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 ダブル世界戦の予備検診が29日、大阪市内と都内で行われ、4選手とも異常なしと診断された。世界2階級制覇に挑む元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮は、3年前より身長が1・4センチ、リーチが1センチも伸びた。4度目の防衛を目指す田口良一との体格差が少しでも縮まる“神様の贈り物”に勇気100倍。全開のどつき合いで3年ぶりの世界王者返り咲きを宣言した。

 検診を終えると、宮崎は満面の笑みで切り出した。「身長が伸びていたんですよ!!」

 3年前、25歳時から身長で1・4センチ、リーチでも1センチ成長。井岡一法会長も「そんなんあるんかい!?」と目を白黒させたが、数値はウソをつかない。

 「うれしいですね。相手が身長で、でかいから。神様が『お前、まだ伸ばしたろう』って言ってくれているのかな。ちょっと遅い成長期」と決戦前、“神のご加護”に感謝した。

 身長、リーチで王者をそれぞれ11・3センチ、13・5センチ下回る。だが、わずかでも体格差を縮めたのはプラス材料。「データはどうでもいい。結局は殴り合いなので」。2階級制覇へ、後は自慢の攻撃力を爆発させるのみだ。

 毎試合、減量に苦しむが、今回は残り200グラムと順調に調整。井岡一法会長は「状態は100パーセント」と、まな弟子に太鼓判を押した。大型台風接近で、予定より1日早く大阪から東京に乗り込んだ。“浪速の番長”に“神風”吹き荒れる予感だ。

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