加納陸 沙保里の銀を“教訓”に…下馬評は不利でも「何があるかわからない」
「ボクシング・WBO世界ミニマム級王座決定戦」(20日、三田市駒ケ谷運動公園体育館)
調印式、ルールミーティング、前日計量が19日、兵庫県三田市内で行われ、国内最年少18歳9カ月4日での世界王座奪取を目指す加納陸(18)=大成=は47・5キロで、高山勝成(33)=仲里=とともに一発クリアした。
リオ五輪・女子レスリングで吉田沙保里が敗れたことに「ベルトを巻くまで何があるか分からない」と再認識。下馬評では不利ながら「どのスポーツにも世代交代はある。今回はボクシングで僕が勝って世代交代」と吉田と同じ33歳のベテランに下克上を通告した。
ランク上位ながら王者の「赤」でなく挑戦者カラーの「青」コーナーを初めて選択した。「挑む立場で奪いにいきたいのがあった」。15歳の時から追いかけた偉大な王者を追い越し、歴史に名を刻むときは来た。