拳四朗が東洋太平洋王座奪取 国内初の父子戴冠、2冠も初

 「ボクシング・東洋太平洋・日本ライトフライ級タイトルマッチ」(7日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 ダブル王座戦が行われ、拳四朗(けん・しろう、24)が挑戦者の大内淳雅を大差判定3-0で下し、国内では初めて親子で東洋太平洋王者に輝いた。日本王座は2度目の防衛。父は元日本ミドル級、東洋太平洋ライトヘビー級王者の寺地永(ひさし)会長で、親子での2冠獲得も国内初の快挙となった。

 15年前、父が巻いた東洋太平洋ベルトが拳の肩にかけられた。寺地家の“宝物”を息子が継承。「父のお下がり。負けてたら取られていた」と笑わせた。

 8回に鮮やかな右カウンターでダウンを奪うなど攻守で貫禄。デビュー8連勝(4KO)で年内の世界挑戦は視界に入った。人気アニメ「北斗の拳」の主人公ケンシロウが名前の由来。東洋はあくまで通過点で「世界戦が決まれば次でも」と世界の覇王を見据えた。

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