井岡一翔、11回KOでV3 「最愛のフィアンセに最大の感謝を送りたい」

1回、ララ(右)を激しく攻め立てる井岡一翔(撮影・神子素慎一)
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 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(20日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦が行われ、メインイベントではWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27)=井岡=が、11回1分11秒KOで、同級6位の挑戦者・キービン・ララ(21)=ニカラグア=を沈め、昨年4月に獲得した王座の3度目の防衛に成功した。

 “ニカラグアの宝石”と称されるララの豊富な手数に序盤なかなかペースのつかめなかった3階級王者の井岡だが、5回に左ボディーから連打を繰り出すなどようやくリズムが出てくる。ララの手数が落ちた後半は井岡優位の時間が増え、10回に連打からの右ストレートでダウンを奪った。ダメージの残る挑戦者を11回に再び連打で倒し、試合を決めた。

 2戦連続でKO防衛を決めた井岡は「ララ選手が前半積極的に来て思った以上にオーバーペースになったが、最後ああいう形で勝てて良かった」と振り返り、「ここは通過点。さらに上、統一戦に向かっていきたい」と今後について語った。そして最後には「チーム井岡、家族、そして最愛のフィアンセに最大の感謝を送りたい」と話し、この日自宅で観戦していた交際中の歌手・谷村奈南(28)にリング上から呼びかけた。

 井岡の通算戦績は21戦20勝(12KO)1敗。ララは21戦18勝(6KO)2敗1分け。

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