尚弥3階級上・日本ランカーの右肘破壊

 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(8日、有明コロシアム)

 2度目の防衛戦に臨む井上尚弥(23)=大橋=が1日、横浜市内で練習を公開した。スパーリングは行わず、ミット打ちなどで汗を流した。

 2月に静岡・熱海の砂浜で走り込み「下半身の力がパンチ力につながっている」と実感。大橋秀行会長は「14オンスのグローブで、ガードの上から倒しちゃう。パンチもほとんどもらっていない。4回戦相手じゃないからね。35年、この世界にいるけど、見たことのないものを目の当たりにした」と驚きを隠さない。

 フィリピン人パートナーらと計120ラウンドのスパーリングを行い、10度以上のダウンを奪った。3階級上の日本フェザー級5位の渡辺卓也(青木)を相手に打ち込んだ左ボディーは、ガードの右肘を折ってしまったほどのすさまじさだ。

 対戦相手の同級1位ダビド・カルモナ(25)=メキシコ=は技巧派のアウトボクサーで、井上は「今回は自分から仕掛けていかなければいけない。技術もパワーも、引き出しの多さを見せる試合になる」と、技術にもパワーにも磨きをかけた井上が圧倒的勝利を誓った。

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