高山勝成現役続行 再起戦は7月以降

 日本ボクシング史上初の4団体制覇王者で前IBF世界ミニマム級王者・高山勝成(32)=仲里=が22日、大阪市内で現役続行を表明し、本格練習を再開した。昨年大みそか、アルグメド(メキシコ)に8回負傷判定で敗れ、王座を陥落。去就が注目されていた。

 「去年は古傷が完治しないままで、実力で負けていない。完治させて再起すると決めた」。昨年は試合の度に両まぶたをカットし、両目で計70針を縫い全治は6カ月。再起戦は7月以降となる見込みで、いきなりミニマムかライトフライ級の世界王座を狙う意向だ。

 16度目の世界戦となれば国内最多。4度王座に返り咲けば自らの最多記録を更新する。「だれもが挑んでいないことをやる」。2階級で4団体制覇の野望へ向け“小さな巨人”が再出発した。

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