杉浦がGHC初防衛 中嶋を血祭りに
「プロレス・ノア」(19日、東京・後楽園ホール)
鈴木軍の杉浦貴が中嶋勝彦を凄惨なイス攻撃で血祭りに上げ、GHCヘビー級王座の初防衛に成功した。
杉浦はエルボー、中嶋はキックで激しい打撃戦を繰り広げるなど一進一退の攻防を展開。鈴木軍のメンバーが介入を試みるもことごとく排除され、戦いは30分近い激闘となった。
だが、鈴木みのるが杉浦へイスを渡すことに成功すると、事態は急変。杉浦はイスで中嶋の背中をフルスイングで3回殴打し、顔面にも加えると、中嶋の頭部から大量の血が噴き出し、最後は雪崩式五輪予選スラムでトドメを刺した。
試合後は鈴木軍の面々がリングを占拠し、総帥の鈴木が「これが鈴木軍だ、ざまあみろ」と高笑い。さらに、取り囲んだノア本隊の面々に対し、「相手は誰だ。中嶋は死んだぞ。丸藤、潮崎、テメェら2人で来い」と、27日の鈴木軍興行(後楽園ホール)で予定している鈴木、杉浦組-ノア選抜戦への出場を命じた。
また、同タッグ王者のデイビーボーイ・スミスJr.、ランス・アーチャー組のKESは潮崎豪、マイバッハ谷口組を下し、三沢光晴、小川良成組と並ぶ最多記録の7度目の防衛に成功。同ジュニアヘビー級戦は、王者の金丸義信は石森太二を下して初防衛。同ジュニアヘビー級タッグ戦は拳王、大原はじめ組が王者の小峠篤司、原田大輔組を下して新王者となった。




