中南米ライバル対決はアルバレスが制す

 激闘を終え、検討をたたえ合うアルバレス(左)とコット(撮影・大橋小太郎)
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 「ボクシング・WBC世界ミドル級タイトルマッチ」(21日、ラスベガス)

 WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(帝拳)がフランシスコ・バルガス(メキシコ)に敗れた21日(日本時間22日)、米ラスベガス、マンダレイベイ・イベンツセンターでの興行のメーンイベントでは、WBC世界ミドル級タイトル戦が行われ、サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)がミゲル・コット(プエルトリコ)を3-0(119-109、118-110、117-111)の判定で下して新王者になった。スーパーウエルター級に続いて2階級制覇を果たしたアルバレスは46勝(32KO)1敗。

 中南米のライバル対決を制した25歳の若武者は「(コットは)偉大な選手だが、僕の方がより速く、強いファイターだと感じられた」と勝ち誇った。

 プエルトリコ史上初の4階級制覇王者、コットは40勝(33KO)5敗。35歳のコットはこのタイトルを保持していたが、試合直前にタイトル承認料の支払いを拒否したために王座剥奪。この試合はコットが勝った際にはタイトルは空位に、アルバレスが勝った場合には新王者になる取り決めで行われていた。

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