０６年に引退した元リングスの高阪剛氏（４５）が年末に開催される「ＲＩＺＩＮ　ＦＩＧＨＴＩＮＧＷＯＲＬＤ　ＧＲＡＮＤ－ＰＲＩＸ２０１５　さいたま３ＤＡＹＳ」（さいたまスーパーアリーナ）で現役復帰することが３０日、明らかになった。対戦相手は決定次第、発表される。

　高阪氏は９３年にリングス入門。９８年にＵＦＣ初出場を果たすと、日本人初のＵＦＣ定期参戦を果たし“世界のＴＫ”として一躍有名に。エメリヤーエンコ・ヒョードルにＴＫＯ勝ちを収めるなど、数々の強豪と対戦した。

　０６年５月のＰＲＩＤＥ無差別級ＧＰ１回戦でマーク・ハントに敗れて引退した後は、後進の指導に力を入れながら、解説者としても活躍。近年では日本ラグビー協会から日本代表候補合宿にスポットコーチとして招へいされ、タックルやファイティングスピリッツを伝授。ラグビーＷ杯イングランド大会での日本チームの大躍進に貢献した。

　引退後もトレーニングは欠かさず行っている高阪氏は「生涯最高のコンディション」と豪語しているといい、心身ともに準備万端で満を持しての現役復帰となる。