大仁田、袖ケ浦市長選出馬で政界復帰だ

 元参議院議員でプロレスラーの大仁田厚(57)が1日、都内で会見を開き、千葉県袖ケ浦市長選(18日告示、25日投開票)への出馬を表明した。来週にも正式に発表する。01~07年まで参議院議員を務め、10年には長崎県知事選に出馬し落選。今回当選すれば8年ぶりの政界復帰となる。

 7月の興行「超花火」の袖ケ浦興行の準備中に町を歩き、「商店街も閑散としていてもったいない」と関心を持ち、独自で財政状況も調べ、再建案を研究したという。批判は覚悟の上だ。長崎出身で、同市には縁もゆかりもない。「拒否反応はあると思うが、理解してもらうために考える」と逆風に飛び込む。

 プロレス界の邪道といえど、選挙では“王道”を志向。「僕はドブ板が大好き。ポスター貼りで歩いて回って土地勘も分かってる」。今回も足と声を使って支持を得る考えだ。

 「自分の中で100%、いや150%、200%の気持ちで体当たりしていきたい」。選手生命の危機から何度も立ち上がった不屈の精神で、市の財政再建へ立ち上がる。

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