世界初挑戦の原、流れつかめず…

 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(27日、エディオンアリーナ大阪)

 日本ボクシング史上初の4団体制覇王者・高山勝成(32)=仲里=が8回1分20秒、同級10位の原隆二(大橋)にTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 原の世界初挑戦は無残な結果に終わった。序盤こそ競ったものの、3回以降は王者のペースに巻き込まれ、持ち味を出せなかった。試合後、腫れ上がった額を冷やしながら「(高山は)強かった。ペースをつかみかけたところで、自分の思いと違ってしまった」と振り返った。スタミナにも圧倒され「最後は疲れてしまった」と悔しがった。

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