穂積6月現役続行表明へ「手応えあり」
9日の再起戦を勝利で飾ったボクシングの元世界2階級王者、長谷川穂積(34)=真正=が11日、神戸市内の所属ジムにあいさつに訪れた。今後に関して「自分の中では、ほぼ向いている方向性はある」と明言は避けたが、家族の反対もなく現役続行の意向で、6月上旬にも進退を表明する。
右足首じん帯断裂、左肘痛を抱えながら、無敗だったガルシア(メキシコ)に大差で判定勝ち。「手応えを感じる」と復活への充実感をあふれさせた。
試合後は、家族の意向次第で引退の可能性も示唆したが「家族は何も言わない。僕が決める」と一任された。昨年の敗戦後は決断に9カ月を要したが「今回は時間はかからない」と晴れやかな表情で言い切った。今月いっぱいは右足首の完治を優先し、家族旅行などでリフレッシュする。

