ノア 鈴木軍に屈辱の11連敗

 「ノア」(10日、横浜文化体育館)

 ノア対鈴木軍のGHC4大タイトル戦は鈴木軍が全勝し、すべての王座を防衛した。ノアは2月からの対鈴木軍のGHC戦で屈辱の11連敗となった。

 頼みの綱・丸藤正道でも止められなかった。この日もセミファイナルまでにGHCJr.タッグ、Jr.ヘビー、タッグ選手権で3連敗。それでも、メーンイベントでエースが敵軍の大将・鈴木みのるからGHCヘビー級王座を奪回すれば、ノアファンのストレスも少しは解消できたはず。しかし、現実は甘くなかった。

 OBの小橋建太氏が強い権限をもった特別立会人を務め、予想された鈴木軍のセコンド介入を阻止。鈴木と丸藤は真っ向からぶつかり合った。虎王で優位に立つ場面もあったが、最後に力尽きた。スリーパーからの逆落とし、さらにスリーパー。そして、滞空時間約15秒の強烈なゴッチ式パイルドライバーを浴びて沈んだ。丸藤がスリーカウントを奪われた瞬間、多くの観客が席を立った。

 黒星を重ねてしまった丸藤は肩を借りて引き揚げ、無言のままだった。正攻法でベルトを防衛した鈴木みのるは、方舟マットを鈴木軍メンバーとジャック。「エースが負けて、双璧のエース(杉浦貴)もセミで負けた。これを沈没って言うんだ。それ以外の言葉でいえば壊滅」と高笑いした。自称“王様”は、試合後に襲撃してきたマイバッハ谷口を次の挑戦者に指名。“いけにえ”と称した。

 3月15日の有明コロシアムで同じ4連敗を喫した際、すべてのベルトを失ったノア軍はざんげの会見。ユニットや外国人の枠を超えて“一丸”での出直しを誓いながら、再び同じ失態を繰り返した。3度目は許されない。ノアファンは“救世主”の出現を待ち望んでいる。

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