大仁田、高山下し絶叫「オレが爆破王」

 「とんこつ超花火」(21日、博多スターレーン)

 大仁田厚が高山善廣を下し、爆破王ベルトを奪取した。最初にビッグブーツ3連発を浴びて被弾。腕ひしぎ地獄から逃れるために鉄線をつかんで爆発を誘うなど、中盤までに高山の1度に対し、3度被弾した。しかし、大仁田コールに奮い立った。左右のヒザ蹴りを連打してきた高山をつかんだまま同時被弾に持ち込むと、電流爆破バットを手に。高山のボディーに振り抜き、被弾させてスリーカウントを奪った。1・23大阪での初代爆破王決定戦のリベンジを果たした邪道は「オレが、オレが、オレが、爆破王だ!」と絶叫した。

 90年8月4日、東京・汐留でターザン後藤戦で史上初めて開催した電流爆破デスマッチは、“邪道ワールド”として自身の代名詞となっただけにこだわりは強かった。1度は高山へのTARUの挑戦が決まったが、土下座までしてベルトの挑戦権を奪い取った。シングル王座獲得は、当時引退前日だった95年5月4日、ミスター・ポーゴから獲得した世界ブラスナックル王座以来20年ぶりでもあり、喜びは格別だった。

 還暦での第一線引退を視野に入れている大仁田は、メジャー団体で唯一、電流爆破戦を行っていない全日本を本気でターゲットにする。22日の全日本博多大会へ乗り込むと宣言した大仁田は「(60歳まで)あと2年7カ月、プロレスは潰さん!秋山さんよ、曙さんよ、オレは全日本に1人で乗り込む。バカと言われようと…」と口にすると、涙を流し絶句した。

 なお、次期挑戦者にはTARUが名乗りを上げた。

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