池山、45歳5カ月で国内最年長防衛

 「WBO女子世界アトム級王者タイトルマッチ」(28日、アゼリア大正)

 王者・池山直(45)は21歳下の挑戦者を判定3-0で下して2度目の防衛戦に成功し、45歳5カ月で自身の持つ国内年長防衛記録を更新した。次戦のV3戦で海外進出を視野に入れた。王者・池原シーサー久美子(30)は1回、額をカットしレフェリーストップ。1回終了、負傷判定引き分けで悔しい初防衛となった。

 様子見の1回を終えると2回、池山が猛然と24歳を襲撃した。コーナーに追い詰めボディー、顔面を2分近くも連打し、あと一歩というところでゴング。3回以降もほぼ一方的な展開でスタミナは最後まで衰えず。KOこそ逃したが、見事な圧勝3-0判定だった。

 「倒せそうで倒せななかったのが心残り。倒せるパンチを身に付けたい」と悔しがった。それでも、45歳5カ月で自らの国内最年長防衛記録を塗り替えた。46歳3カ月で世界王座を防衛したジョージ・フォアマン超えを「目指す」と見据えた。

 昨年、44歳7カ月で男女含め国内最年長世界王座を奪取し2度の防衛。日本の“女鉄人”は次戦V3戦をアジアで7月に行う予定。「どこに行っても勝てるのが王者の証明」と世界進出へ意気込んだ。

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