世IV虎 安川悪斗に凄惨マッチ

 「スターダム」(22日、後楽園ホール)

 ワールド王者の世IV虎が、かつて同じユニットだった後輩のワンダー王者・安川悪斗にけんかマッチを仕掛け、凄惨(せいさん)な展開となった。馬乗りで鉄拳、掌底を繰り出すと、安川の右目は腫れ上がり戦闘不能に。気力で立ち向かおうとしたが、セコンドがタオルを投入した。

 観客から「プロレスをやれ」とバ声が飛ぶ中、泣き叫んだ安川は都内の病院に搬送された。団体側は両目とも腫れがひどく23日に再検査を受けるとし、骨折の可能性もあるという。甲状腺の悪化、白内障の手術で長期欠場し、昨年12月に復帰した安川の再起が心配される。控室で怒号をあげた世IV虎は無言で会場を後にした。

 会見したロッシー小川代表は「プロレスの範ちゅうを超えてた。悪斗が復帰できなかったら大変なことになる。(感情のもつれが)あったかもしれないけど、プロのプライドがあるはず」と怒りの表情。メーンを締める立場の世IV虎に対し「プロとして失格。ベルト(はく奪)どうこうとなるかも」と処分の可能性を示した。

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