WBCヘビー級王座戦会見で激しい舌戦

 WBC世界ヘビー級タイトルマッチを控え、にらみ合う王者スタイバーン(左)と挑戦者のワイルダー=MGMグランドガーデン(撮影・大橋小太郎)
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 「WBC世界ヘビー級タイトルマッチ」(17日、ラスベガス)

 1月17日(日本時間18日)にMGMグランドガーデンで行なわれるWBC世界ヘビー級タイトルマッチ、王者バーメイン・スタイバーン(カナダ)対指名挑戦者デオンテイ・ワイルダー(米国)戦の最終会見が15日にMGMグランドガーデンで行なわれ、激突直前の両者が激しい舌戦を繰り広げた。

 昨年5月に獲得したタイトルの初防衛を目指す24勝(21KO)1敗1分のスタイバーンは、「この試合が4ラウンドより先に進むことはない」とKO宣言。一方、32戦全勝全KOという完璧な戦績で初の大舞台に辿り着いたワイルダーは、「過去数年で最もエキサイティングなヘビー級タイトル戦。この階級は目覚めのときを迎えた」と上機嫌でコメント。2人は壇上で執拗な睨み合いを続けた。北京五輪ヘビー級銅メダリストでもあるワイルダーは一部から“低迷を続ける米ヘビー級の救世主候補”と見られており、17日のタイトル戦の注目度は高い。

 なお、セミファイナルではWBC世界スーパーバンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ)が無名のヘスス・ルイス(メキシコ)と4度目の防衛戦を行なう。WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)のターゲットと目されたこともあるサンタクルスは、「100%の状態に仕上がった。最高の試合がしたい」と笑顔で自信を語った。

 また、会見中にはこの日に50歳の誕生日を迎えた史上最年長王座獲得記録保持者バーナード・ホプキンス(米国)にバースデイケーキが贈られる場面も。さらに実現が噂されるフロイド・メイウェザー(米国)対マニー・パッキャオ(フィリピン)に関する質問がテレビ関係者に飛ぶなど、ラスベガスでの今年最初のビッグファイトウィークは様々な話題に溢れている。

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