大平「花形スペシャル」で世界奪取へ

 奥義「花形スペシャル」を披露する花形進会長
3枚

 「IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦」(31日、ボディメーカーコロシアム)

 世界初挑戦の大平剛(おおだいら・ごう)が16日、花形進会長(68)直伝の必殺パンチ「花形スペシャル(SP)」で、打倒・高山を誓った。

 花形SPとは、人さし指ナックル外側の角をフックでテンプル(こめかみ)、チン(あご)にヒットさせる荒技だ。元WBA世界フライ級王者の花形会長は「引退後、夢のお告げがあった。現役時代にこのパンチを知っていれば20回は防衛できた」と言う奥義。

 強力パンチだけに、相手だけでなくわが身もダメージを負う。弟子には打ち方を必ず授けるが「3人が指を骨折して、うち2人が辞めた」というもろ刃の剣。

 この日、横浜市内のジムでスパーリングなどの練習を公開した大平は、5月に高山に挑戦した元同門の小野心(ワタナベ)から「左ストレートがよく当たると聞いた」と、ストレート中心に打ち込んでいた。

 だが、頭の中には「花形SP」がある。「もらう方もやる方も危険。チャンスがあれば…」と言う最終兵器。大平の左拳には、黒いかさぶたができていた。

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