ＷＲＥＳＴＬＥ‐１（Ｗ‐１）の武藤敬司社長（５１）が都内で会見し、８日付で１月からフリー参戦していた征矢学（２９）の入団を発表した。武藤は「賛成していなかったけど、根回しなのか、選手、社員の後押しで入団させざるを得ない状況になった」と不本意な様子。「征矢が来てビジネスが落ちた。不幸を連れて来る」と疫病神扱いした。

　初代Ｗ‐１王座決定トーナメントの出場資格が所属であることから、入団を熱望していた征矢は「活躍して、武藤さんに『お前が所属で良かった』と言わせたい」と満面の笑み。第１目標の王座決定戦は初戦（９・２２後楽園）でＫＡＩと戦うが「必ず勝って（決勝で）初代ベルトを取る。それを武藤さんも望んでいる」と気合満々。ちなみに、武藤社長の優勝予想は９・２２の船木誠勝‐ＴＡＪＩＲＩの勝者だった。

　また、王座決定戦の出場は見送った武藤社長が、今後の王座挑戦に興味を示した。意向を知った征矢は「初代王者として、武藤敬司３０周年記念の１１・１両国で武藤さんの挑戦を受けてもいい」と早くもアピールした。